ごあいさつ
はじめまして。行政書士/終活カウンセラーの加々井猛(カガイタケシ)と申します。このサイトは、終活、遺言、相続などについて当事務所がサポートできることをご紹介させていただいております。私自身が家族の相続を通じ、事前に準備を進めておくことの大切さを感じました。また、長野市の高齢者福祉についての業務を監査する機会をいただいた際、高齢者を支援する体制や地域包括ケアシステムについて学び、私達士業も地域社会の中でもっともっと果たすべき役割があるはずだとの思いに至りました。そうした経験から、少しでも皆様のお役に立てる情報と、皆様の不安を取り除くことのできるサービスを提供していければと考え、活動しております。
以前、私が司法書士事務所の補助者として働きだしてしばらくした頃、品川の法務局で1件相続登記の申請手続がありました。添付書類の中に、被相続人の自筆証書遺言がありました。私は、実際に遺言書を目にするのはこれが初めてでした。遺言書には財産の分割方法の指定につづき、最後にこのような一文が添えられていました。
「子供たち家族が、これからも健やかに、幸せに生きることを願っています。」
当時、遺言書は財産について書くものだという認識しかなかった私にとって、初めて目にする亡くなった方からのメッセージに、なにか荘厳さ、崇高さのような衝撃を感じ、きっとこの方も幸せに人生をおえられたのだろうとか、家族にその想いが伝わっているといいとか、直接面識のないはずの私の中にも様々な感情がこみ上げ、人で混み合う法務局の中でしばらく感慨にふけっていたことをよく覚えています。亡くなった方の想いに初めて触れた瞬間でした。
その後、遺言書について学び、それが「付帯事項」であることを知りました。遺言書には、法律が定める財産についての「遺言事項」と、法律に定めがなく自由な「付帯事項」を記載することができます。「付帯事項」は、家族への最後のお手紙です。どのような想いを伝えたいと思うかは人それぞれ。お客様の想いや考えをしっかりとお聞きし、書面という形に残す。それが書類作成のプロたる行政書士の本分であると考えています。皆様にご納得いただけるサービスを提供できるよう、日々精進して参ります。
事務所情報
事務所名:行政書士オフィスカガイ
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